2009年01月16日

ヴィトゲンシュタインって凄いんだろうか?

(以下、哲学に興味がない方にはまったく面白くない日記になります。)

「ヴィトゲンシュタインって凄いんだろうか?」って書くと「凄いに決まってるだろ!」って叱られそうですが。
ヴィトゲンシュタインも、トマス=アクィナスも、デカルトも、みんな同じことを言っている気がするのです。要は、「どこまでは思考の根拠があって、どこで思考の根拠についての追求を停止しなくてはいけないのか?」という話で、その根拠をさして、ヴィトゲンシュタインは習慣といい、アクィナスは神といい、デカルトは思考している自分という。結局は「この辺で終わっとこうや」って話では?と思ってしまう自分は哲学に向いてないんでしょうね。
実は、この問い、年賀状で3人の方に質問したのですが、まだ返事をいただいていなかったのです。で、日曜日に結婚式の2次会でそのうちの1人に面と向かって質問したところ、どうせ結婚式で会うからそのときに回答しようと思っていたとのこと。
で、彼の回答は、やっぱり違うというもの。現代から見たら同じに見えるかもしれないが、神を克服したのは大きい、と。
そこで、こう喰い下がってみました。「神を殺したのは、ヴィトゲンシュタインではなく、ニーチェとキルケゴールでしょ?」
彼曰く、神は死んだのではなく、身近に降りてきただけではないか、と。ま、それは本題ではないのですが、いずれにせよ、彼によれば古代ギリシャのプロタゴラスを超えた人はまだ出ていなくて、プロタゴラスの掌の上をみんながゴチャゴチャこねくり回しているだけ、と。

ここまで来ると、ド素人の僕ではまったく話に太刀打ちできなくなりました。プロタゴラス、「万物の尺度は人間である」っていう相対主義でとても有名ではありますが、この言葉以外に僕には情報はほぼ0。時間を作って古代ギリシャの哲学についての本を読み返してみる必要がありそうです。

結婚式から帰って家でかみさんにこの話をすると、「よくそんな話が出来るもんだねぇ」と感心されました。
かみさん、大学の哲学科を出ているんですけど…。(俺、完全に独学だよ???)
posted by ベドウィン・ピエロ at 21:04| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どもです。

件の話、ぼちぼち考えとったですが。「どの変をさして同じといっているのか」がピンとこなかったんで。これ見てアーとか思いましたね。やと判った。

ベドヰンさんは本質的な部分で3人の志向(思考ではない)を正しく捉えていると思います。強いて言えば「同じことを言っている」のではなく、「同じことをしている」の方が近いでしょう。

(その上で更に)敢えて言うなら、「この辺で終わっとこうや」ではない、ということ。「どうがんばってもこれ以上は進めない」のです。それも、先があるのが見えているのに届かないのではなく、もうその先は有り得ない、と云う状態で。

この星にはエベレストより高い山はありません。山登りにたとえると、3人ともそのエベレストに登頂したようなものです。どうやっても、もうそれ以上は登れないところまで。
繰り返しになりますが「思考の根拠についての追求を停止」したのではなく、彼等にとって思考ではそれ以上先へ進むことができない。

そこから先は信仰の領域になってしまうのがトマス(の時代)。思考の外にある、思考する主体というメタレベルを発見(発明)したのがデカルト。言語の不明晰性がそもそも思考の限界を形成してしまうのがビトゲン。
とは乱暴な言い方ですが。どちらにせよ彼等は思考の地平線に辿り着いた、と言って良いでしょう。その先にあるもの、思考の限界、といったものを、彼等に可能な方法で結論化しています。
Posted by QED at 2009年01月18日 22:44
>QEDさん
コメント、ありがとうございます。
なるほど、「同じことを言っている」のではなく「同じことをしている」ですか。で、その行き着く先が違う、と。
頭の中がスッキリしました。

ここで、社会科学系の僕の頭では「この違いが生み出す影響ってどんなことなんだろう?」というのが次に湧いてくる疑問です。
言い方を変えれば、「ヴィトゲンシュタインが発見したことって、何に応用できるんだろう?」と。
まぁ、いろんな思考を行う際に、自分に突きつけて精査するための道具、ってことではあると思うのですが、トマスやデカルトの発見したこととの違いが、どんな影響を生んできたのかな、と気になりました。
Posted by ベドウィン at 2009年01月20日 19:57
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