2009年05月30日

「日本のガラパゴス化問題」は市場の問題ではない(1)

日本市場でしか通用しない電化製品を指して、「日本市場のガラパゴス化」という話を最近よく目にします。特に、携帯電話。日本市場に特化した製品だけが流通してしまっていて、日本の製品がドンドン世界に通用しなくなっていく、という問題です。
よく考えると、これって変な話。「ラベリング」の恐ろしさを感じます。
最近こそ日本経済が世界経済に占める割合は落ちてきましたが、つい先日まで、日本経済が世界経済に占める規模はアメリカに次いで2位でした。世界経済の6分の1くらいを日本が担っていた時期もあるのです。アメリカに比べると確かに小さかったけど、アメリカ以外の国々よりも断然大きかった。随分大きな「ガラパゴス」です。
もし、「ガラパゴス」ではなく「新大陸」だと名付けられていたら、受ける印象は全然違ったでしょう。新大陸なら、新大陸のまま発展する道もありそうです。

ただし、「ガラパゴス化」の問題は、間違いなく存在していると思います。でも、その理由として「日本では世界に通用しない独自のルールで市場が成立してしまっていて世界に通用しない」とされていると思うのですが、これは間違いだと思うのです。
本当の問題は「日本人は『ルールは自分に有利に作っていって他者に押し付けていくものだ』ということを知らない」ということにあると思います。
ルールを自らに有利に作ったものが生存競争上有利であるのは言うまでもありません。にも関わらず、与えられたルールを忠実に守ろうとする。これは愚の骨頂です。
いや、もちろん、ルールを守る必要はあるのです。そうでないと「ならず者」になって、他者から一斉に攻撃を受けます。あっという間に潰されるでしょう。
だから、既存のルールは守りつつ、かつ、自分に有利にルールを変えていく必要があります。日本人は、そういう能力についての教育が全くされていないんだなぁ、と感じるのです。


この問題と関連したことがあるので、(2)として書かせていただきます。
posted by ベドウィン・ピエロ at 21:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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